きのこの種類と栄養素 ②

栄養

マイタケ

舞茸

マイタケ(舞茸)の名前の由来は、天然のまいたけは「幻のキノコ」と言われるほど希少で値段も高価な物なので、見つけると嬉しくて舞い踊りたくなるようだ、ということから由来していると言われています。ブナ科の老木の根元や切り株に発生します。一番の特徴は、直径30㎝を超える平たいへら状のカサです。

マイタケに含まれるグルコマンナンやマンノキシグルカンには抗腫瘍作用があり、Dフラクションは抗がん作用も有るので、サプリメントなどとして転用されています。

マウスの試験では、マイタケの粉末を与える事で、一般的にエイズと呼ばれる後天性免疫不全症候群の症状を軽減する効果があることも発表されています。

また、βグルカンという不溶性食物繊維が多く含まれ、キノコの中でも含有量はトップクラスです。

βグルカンは摂取することで免疫機能のサポートに繋がり、免疫力が上がることでウイルスや細菌に対する抵抗力が高くなったり、アレルギーの予防などにも役立ちます。

ナメコ

なめこ

ナメコは古くから味噌汁に入れたりなど、食用キノコとして親しまれてきました。現在の栽培方法は木屑などを使用した人工栽培が主流となっています。

野生のナメコ特有の一つが、独特なぬめりです。時間の経過とともにぬめりは減少していきます。このぬめりは害虫や寄生虫から自身を防御するものといわれます。

ナメコには不溶性食物繊維の一種であるβグルカンが豊富に含まれており、腸内環境を整える効果があります。

なめこにはコンドロイチンも含まれています。コンドロイチンは軟骨の構成成分でもあり、軟骨に水分を運ぶ役割があります。保水性や弾力を維持する効果を期待して、化粧品にも使用されています。

ナメコには他にも水溶性ビタミンのナイアシンが多く含まれ、アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドを分解するときに必要なので、二日酔いの予防に効果的です。

マッシュルーム

マッシュルーム

日本には自生しないので、人工栽培されている欧米から多くが輸入されています。世界的にみると食用に栽培されているきのことしては、生産量は最大級です。

マウスの実験ではマッシュルームに含まれるチロシナーゼ様のたんぱく質は、過酸化物による細胞膜や遺伝子の損傷を防ぐ作用が確認されたと学会から発表されています。

マッシュルームに多く含まれる不溶性食物繊維は、大腸が刺激され、排便がスムーズになるばかりではなく、有害物質を吸着して、便と一緒に体の外へ排出するので、いわゆるデトックスの効果もあるのです。

さらには、大腸内のビフィズス菌などの善玉腸内細菌の餌になるため、腸内の善玉菌が増殖して、腸内環境を整える整腸機能を有します。

キクラゲ

きくらげ

キクラゲはコリコリとした食感が特徴で、乾燥品は中華料理の食材として多く用いられます。その見た目と名前から、海藻類と間違えられたりしますが立派なキノコです。

広葉樹の枯れ木に発生しますが、市販されているものは原木栽培または菌床栽培となります。

キクラゲの主な栄養素は、ビタミンDです。ビタミンDの含有量は、食品の中でもトップクラスの食材です。他には鉄分やカルシウム、食物繊維は非常に豊富です。

キクラゲの食物繊維量は、野菜の中では断トツに多いゴボウの約3倍も含まれているので、便秘解消やダイエット効果も期待できます。

マウスを用いた実験で、キクラゲの菌糸体を経口投与したマウスは、リンパ球T細胞が活性化して免疫を増強させたり、ある種の抗がん剤の副作用を軽減する作用が確認されています。

それによりキクラゲから抽出された成分には、がん細胞の増殖を抑えたり、血小板の凝集を抑えて、サラサラな血液にする効果があります。

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